20年後に「食える」子…「global employability」の視点

早稲田大のビジネススクールの入山さんは、非常にグローバルな視点を持った経営学者なので好きです。「奥さんの仕事についてきてねぇ…いま無職ですよ、僕!」と、サバティカルの時期に取材されたとき、茶目っ気たっぷりに自虐するあたり、自分に対してホンモノの自信があることがよく分かります。

以前にも他のブログ記事で、Youtube動画の形で登場してもらいました。ASEANについても、まともな理解をお持ちで信頼がおける経営学者です。同い年みたいだし、どこかでお話してみたいなと思っています。

さて、その入山さんへのインタビューがこちらの記事です。

タイトルがずばり、「20年後に「食える」子」という訳で、いま我々の子供が就業する時期にいったいどういう時代になっているかを推測することは不可能だけど、「これだけは必須じゃないのかな」と思われるポイントを語っています。

予測できない世の中で必要なことは「自分で意思決定することのできる能力」だと投げかけた上で、「最低限のスキル」として「英語」と「プログラミング」だとまとめています。ま、妥当ですな。妥当すぎるけど。

x.y.z. coachingの連中に言わせると、「いまさら英語かいな…。本当に最低限の最低限やな」となるのですが、その「最低限」すら出来てないのが「(受験)エリート」の中にわんさかいる訳で、しかたない。

「プログラミング」に関しては、まぁ、ガチで1000行のコードを組む必要はないでしょうが、「~的なものの考え方」を理解できて、簡単なscript言語は操作できる、という感じでいいかと。UNIXボックスにアカウントをもらって、自分のshell環境でちょっとshell script書けるよという程度で、だいたいいいかな、とは思いますね。

例えば、私が大学生~社会人初期だったら、こうしてウェブサイトの記事を更新するのもHTMLが必須でしたけど、今ではWordPressなど便利なものがたくさんある。ただ、その設定の理解やファイル構造の理解、またはより便利に使う際には、PHPコードを少しいじれるスキルは持っていたら楽。

心理科学専攻の私は、IT周りは全て大学で独学したけど、その独学環境がぴか一の大学ではあったかな。要は、与えられた環境をどう使うか、ですね。それも、子供自らが行う意思決定の力です。

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