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認知神経科学が熱心に研究を重ねるマインドフルネス瞑想や、ポジティブ心理学が研究するウェルビーイング向上の処方の理解には、ちょっと難解な「仏教心理学」や「仏教認知科学」の別名を持つ「瑜伽行唯識」という大乗仏教哲学が役立ちます。

仏教「観想」とコーチングの「visualization」を並べて考えると、アメリカ由来の「ポジティブシンキング」に触れざるを得ません。それはいったいどういうものなのか？

いま「失敗」って言いました？でも、それってあなたの「勝手な認知フレーム」ですよね？（ひろゆき風に）限られた文脈での限られた時点で「部分的に切り抜かれた」認知フレームが、その「『失敗』という判断」です。

「設定」とか「キャラ」とか、漫画か！アニメか！若い人たちがよく使う言葉遣いですが、もっと自由に気ままにパンクにストレスなく生きましょうよ。そのヒントを仏教の「縁起」が教えます。

「絶対的なモノサシ」があるなんて、いまどき物理学者でも言いません。実は、「頼りがない」ことが【最強の立場】であることを知ってましたか？それが仏教の立ち位置であり、「空」と「縁起」の効用です。

どんな欲望でもOK！すべて清浄なるものさ！って説いているお経なの！？いやいや、「どんな欲も本来は清浄にて菩薩の位」と繰り返す経典を通底するのは、「大欲」「菩薩から見た欲」という視座です。