若いときから「自分の何を売るか」を考える視点

Mark Cubanといえば、起業家リアリティショーの「Shark Tank」で有名な、Dallasの球団のオーナーでもあるイケイケな著名企業経営者ですね。

色々なところで面白い発言があるので、よくメディアに登場しますが、若い人向けの言葉も多く、ためになります。

今回はこちらのCNBCの記事です。(image credit: Mark Cuban appearing in season thirteen of “Shark Tank.” Christopher Willard | Getty.

彼が高校生たちに言った、「“It really comes down to one simple thing. The best businesses are things you can control and do yourself. That’s what being an entrepreneur is all about.”」は、とてもよいアドバイスですね。

「自分がコントロール可能なもので何が売れるか」という問いかけは、「いまの自分に何が提供できるか、なければどうすればよいか」を見極める質問に繋がります。別にアキンドにならなくても、「社会のニーズと自分のシーズ」を突き合わせる作業は、若いときから重要です。

10歳になる前から戸別訪問してゴミ袋を売りさばいたところから始まる彼の起業家人生はかなりぶっ飛んでると思います。その後も、ダンスが得意だったのでそれを教えることで指導料をとった。こうやって商いを始めて行ったわけです。

彼が繰り返し語る、“something they can make or a service they can offer to friends, family and neighbors”の周りにビジネスを作りなさいというアドバイスは、別に若い人たちにだけではなく、我々おっさん・おばさんにも共通して言えることでしょう。

むしろ、我々X世代はそれなりに多くの知識や体験を持っています。人からよく聞かれる知識や頼まれごとは、それだけ周囲が自分を「エキスパート」と思っているからかも知れない。では、そこを軸に事業にできないか?という思考が自然にできるようになると、もう起業家体質なんでしょうね。

Scroll to Top